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2004/10/29

三菱活動縮小。解体の可能性も?

●日産自動車と三菱自動車が、来春に向けて、軽自動車事業を行う新会社設立に向け検討中とのこと。
しかしそうなると、かつて戦後復興の一翼を担った「みずしま号」を生産。現在は同社の軽自動車生産を担っている岡山・倉敷の「水島製作所」の行方が気になる。

●かつて1917年に、三菱造船が日本初の量産乗用車「三菱A型」を発表。
続く1934年には、三菱航空機と合併して「三菱重工業」となった後、有力生産拠点「水島航空機製作所」として1943年に発足した水島製作所。以降ミニカ、コルト800、デリカ、ランサー、ミラージュと華やかりし頃の三菱自動車の屋台骨を支えた。

●そもそも来年には、撤退を決めていた岡崎工場から、コルト生産を受け継ぐ流れと思われていた水島製作所では寝耳の水の話。
おかげで、噂の本社京都移転は凍結される模様で、渦中の岡崎工場も水島製作所の行方次第では存続の可能性が充分でてきている。

●今後、水島製作所の未来は、日産と三菱のどちらが主導権を握るかで結果は大きく違ってくる。ちなみに三菱自動車は、他にも名古屋・大江工場の一部売却。
プジョー・シトロエングループへのSUV供給や、北米での事業清算までもが議上にのぼっているらしく、事業縮小の可能性が大きくなりつつある。これは自らが墓穴を掘ったとはいえ、個人的には少し物悲しい気がしている。

●対する日産自動車は、モコ導入当初から他に選択肢がないほどの低コストで、スズキから車両のOEM供給を受けている。これに続き、三菱からはかねてからの商用車クリッパー続いて、自動車事業再編を進める三菱グループと組めば、ランク上位のホンダの背中が見えてくるはず。

●先般、米国の自動車殿堂で2004年の「最高指導者賞」に輝いたゴーン社長。彼はある意味ラッキーな役回りとなった。というのは、これまで危ういと言われていた中期経営計画の「日産180」(2005年9月までに「世界販売259万台を100万台増)が、この流れを受け見事達成される可能性が出てきているのである。

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