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2004/10/15

景気復調のなか中古車販売の人気車種に新しい動き

●オークネットは、9月の中古車テレビオークション車種別ランキングを発表している。このオークネットという会社。クルマ好きな方にはすでにお馴染みであると思う。午前中に街の中古車店に行くと、社長や店長が真剣な眼差しでPC画面を凝視しているのを目にすると思うが、あの画面がソレである。

●そんなオークネットは1984年に創設された会社で、すでに創業20年を超えている。事業内容は、衛星通信と地上回線を組み合わせたバーチャルな環境で、中古車オークション市場を提供している会社である。この手のオークション情報サービスとしてはまさに先駆けといってイイだろう。

●同社の登場で中古車販売店は自店にいながら、商材の車両調達が容易に可能になった。おかげでコネやしがらみを駆使した車両調達は衰退。一般人が中古車販売店を持つことは昔ほど難しいものでなくなっている。その代わり、もはや中古車市場においていわゆる「掘り出し物は存在しない」と考えてイイ。

●というのは、大抵の業者はこうしたネットワーク上から車両を調達していて、そんな調達車にお化粧(この度合いが肝心なのだが…)を施して店頭に並べるというスタイルであるからね。中古車取引というのはまさに「一物一価」のハズなの世界だが、今やこれが業界のデファクトスタンダードであることは一般庶民も是非とも知っておいて欲しいと思う。

●さてそんなオークネットのデータによると、この9月の累積でホンダ「ライフ」が2カ月ぶりに首位を奪取。トヨタ「セルシオ」が2位に、前月首位のスズキ「ワゴンR・2WD」が3位に後退していることが判る。ちなみに上位20車のなかで輸入車がなんと7台もある。どうやらミニバン売れまくりの構造は影を潜め始めた模様。

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